大学4年生で就職活動中の「わたし」が、ある日ふと立ち寄ったＢＡＲ。

 

そこにいたのは客やマスターに化けた不思議な力をもった狐・妖狐たちだった。

 

「いくら化かしても狐の仕業と思わなくなった人間たちに、もう一度妖狐の力を見せつけたい！」そんな切実な願いを聞いた私は、なぜか妖狐たちのアドバイザーになることに。

 

それはわたしの中でこんこんと眠っていた何かを呼び覚ます。

 

葉っぱのお金？道を迷わす？いやもっとワクワクするようなこと！

こんこんと話す日々。

 

やがてわたしは気づく。こんこんと湧き出る泉のような光に。

 

それはいつの日もわたしの胸の奥にあったのだ。

 

過去と現在が交錯する、ドタバタこんこんファンタジー。